LTC6804-1とarduinoの通信
DC1894Bの通信テストも完了したのでBMSとして使うことを考える.
実際にBMSとして用いる場合はパソコンを積むわけには行かないので,arduinoを使って制御することを考えた.
LT社はLinduinoというArduino互換機を販売しており,1万円程度で購入することができそうだが,Digi keyで売り切れていたので,arduinoで代用することにした.
デモボードの回路図を見ると,DC590と通信しているリボンケーブルに通常のSPI信号を流せば良さそうだった.
使うピンは
4 SCK
5 MISO
6 CS
7 MOSI
の5本である.これをarduinoに接続してやればいい.
早速プログラムを組んでみようと思ったが,なんとLT社にLinduino用のプログラムやライブラリがあるじゃないですか.(ここのQuick StartタブのDesignFilesのzipファイルを解凍して,Linduino.htmlでDC1894を検索するとサンプルプログラムが,Downloadsタブにライブラリがあります.)
基本的にLinduinoとArduinoの違いはQuik Evalコネクタ(リボンケーブルと接続するコネクタ)がないことと,絶縁されていることぐらいしかないので,これを流用すればいいと思ったので,そのまま使うことにした.
しかし,このQuik Evalコネクタが厄介で,7×2pinなのだが,なんと2mmピッチだったのだ.
しょうがないので,2mmピッチのpinを買って,基板を使ってピン間隔を変更するものを作製した.
リボンコネクタ変換基板をarduino用のシールド基板作成キットに接続してプログラムを実行してみた.
↓
何も返ってこない...
後日調べたところ,原因はMISO端子が5kΩ抵抗でプルアップされていなかったことだったようだ.(ltc6804-1のデータシートに記載があった.)
とりあえず電圧が読めたので今回は終わり.