mochi12345's blog

日々のことをつらつらと綴っていきます

LTC6804-1とarduinoの通信

 

DC1894Bの通信テストも完了したのでBMSとして使うことを考える.

実際にBMSとして用いる場合はパソコンを積むわけには行かないので,arduinoを使って制御することを考えた.

LT社はLinduinoというArduino互換機を販売しており,1万円程度で購入することができそうだが,Digi keyで売り切れていたので,arduinoで代用することにした.

 

デモボードの回路図を見ると,DC590と通信しているリボンケーブルに通常のSPI信号を流せば良さそうだった.

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使うピンは

3 GND(arduinoGNDと共通)

4 SCK

5 MISO

6 CS

7 MOSI

の5本である.これをarduinoに接続してやればいい.

早速プログラムを組んでみようと思ったが,なんとLT社にLinduino用のプログラムやライブラリがあるじゃないですか.(ここのQuick StartタブのDesignFilesのzipファイルを解凍して,Linduino.htmlでDC1894を検索するとサンプルプログラムが,Downloadsタブにライブラリがあります.)

基本的にLinduinoとArduinoの違いはQuik Evalコネクタ(リボンケーブルと接続するコネクタ)がないことと,絶縁されていることぐらいしかないので,これを流用すればいいと思ったので,そのまま使うことにした.

しかし,このQuik Evalコネクタが厄介で,7×2pinなのだが,なんと2mmピッチだったのだ.

しょうがないので,2mmピッチのpinを買って,基板を使ってピン間隔を変更するものを作製した.

リボンコネクタ変換基板をarduino用のシールド基板作成キットに接続してプログラムを実行してみた.

何も返ってこない...

 

後日調べたところ,原因はMISO端子が5kΩ抵抗でプルアップされていなかったことだったようだ.(ltc6804-1のデータシートに記載があった.)

とりあえず電圧が読めたので今回は終わり.